【幼児のための日本語教室】
シュタイナー幼児教育のプロが読み書きの文字学習ではない、体を通して学ぶ「ことば」の教室です
「ことば」を通して日本の文化や生活を知り、体験することも大事にしています
2024年4月から開催
毎週火曜 15時30分〜17時00分 3月9日(火)スタート
\ 少人数だから安心して参加できます /
この教室では、日本語の読み書きを習う場所ではありません。
文字を読み、書くということを目標として、トレーニングするのでもありません。
幼児期の特徴である「模倣する力」「体は全て感覚器官」ということを生かして、体を通して日本語に触れ、リズムを通して日本語の響きを感じることに重点を置いています。
この日本語教室は、小学校へ行ってから困らないための国語教育をする場所でもありません。
日本以外で生活する子どもたち、日本語以外の言語を母国語として持つ子どもたちが、指先から手、足など体の全ての部分を動かしながら、日本語を体験する中で、生活で使える生きた日本語を学ぶ場所です。
話す前に「聞く」活動をとても大切にしています。「耳を澄まして聴く」ことです。
勝手に入ってくる大きな音ではなく、小さな音に自分から聴きに行くことで、意志の力が育ち、聴く態度が身につきます。
昔話や創作話の素話を聴いたり、シンプルな人形劇を見たりすることで、心が落ち着き、安心感の中で日本語の美しさを感じる時間をつくっていきます。
「大」の文字
文字や言葉を体で表現する
幼児期の子どもは、模倣を通して世の中を知ります。自分の周りにいる人、お母さんやお父さん、幼稚園の先生。いつも行くお店の人などのすることを見ながら、この世の中のことを学んでいきます。
真似をすることは、思考ではありません。体の動きを見て、自分も体を動かす。つまり子どもたちは体を通して物事の真理を無意識の領域で学んでいきます。
こういう幼児期の特徴を活かして、この教室では体をたくさん動かします。文字をつくるのは直線と曲線です。体をうごかしながら直線や曲線を自分の内部に取り込むことで、「文字」の成り立ちや構成を知らず知らずのうちに体で学んでいきます。
手を使って
文字をつくる
体全体を使って線や曲線を自分の中に取り込んだ後は、指先や手を使って文字を作ります。いろいろな手仕事を通して日本語に触れ、文字を書くのではなく、文字を作っていきます。手仕事は時には料理をすることにも活動を広げて、日本語が触覚、味覚、嗅覚を通して体に定着していきます。体験することで体のあらゆる感覚が育ち、その感覚を言葉や文字への興味へ繋げていきます。
フォルメン線画
体や感覚を使った活動とは別に、シュタイナー教育の中で行われている、フォルメン線画を毎週取り組みます。
フォルメンとは直線や曲線などのシンプルなフォルム(形)を書くことで、形の性質を理解し、形を認識する力を養います。フォルメン線画を続けることで、将来文字を学ぶ段階になった時に、文字を美しく書く基礎になる力が養われます。
幼児期の子どもたちには、小さな創作のお話をしながら、真っ直ぐな線と曲がった線という表現でフォルメン線画をスタートし、真似をしながら描くことを繰り返し、ただ線を描く活動ではなく、子どもの持つ、創造力・想像力が十分に発揮できる活動にしていきます。
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